力なり
text yuka
昨日のレッスンで、生徒さんたちとこんな話題になりました。
「自分の上達を感じられない」
上手くならない
これはジャンルを問わず、何かを習得する場合に必ず出てくる問題です。
- どれだけ練習しても、昨日と全然変わらない。
- 前に進んでいる実感が湧かない。
- できないことがやっぱり出来ない。
上達を感じられなくなりモチベーションが下がったり、面白くなくてやめてしまわれることもあります。
習得をする上で、簡単にできるものと出来ないものがあり、場合によってはとてつもなく時間のかかることがあるんだと思います。
例えば、わたしは大人になってバレエを始めた時、まずターンアウトができませんでした。脚を外旋した状態で立つことすらできません。これまでの動きとは全く違う筋肉ラインですので、一から全身の筋肉を調整しなければなりません。3年くらいしてようやく外に向いた脚に慣れて、動かせるようになったかなというところです。
上達を感じられなくても、練習した時間は決して裏切りません。
目には見えないものが確実に積み重なっていきます。
天才と呼ばれる人たちは、それに費やしている時間が最低でも1万時間はあると言われています。1日3時間として10年間。そうした土台の上で選ばれた人たちです。
それくらい時間がかかると分かっていれば、当然のことだと納得して練習が続けられるかも知れません。継続が裏切りらないことは、未来がきっと教えてくれることでしょう。