フラメンコギター奏者の爪について⑤
ジェルネイル編
いま街のあちらこちらにあるネイルサロンで行われているのがジェルネイルです。
自分も昔、女性客に混じって行った事が何度かあります。結構勇気が、いりました^^;。
基本的なジェルネイルの流れはギター用もネイルサロンも同じでした。
ベースコートを塗る
↓
硬化ライトで照射
↓
トップコートを塗る
↓
硬化ライトで照射
で完成です。
ギター演奏にとってはわりとお手軽な自爪強化方法です
ではネイルサロンで女性客が行うジェルネイルとギタリストのジェルネイルはどこが違うか?
当たり前ですが根本的な考え方が違います。演奏用と見た目用ですから。
どこが違うか?
・ネイルサロンはジェルの厚みが超厚い。
・形の整え方
・サロンはジェル表面がボテっとして粘る。(微妙な重さ)
厚みが一番大変です。薄くしようとヤスリで削り落として薄くするのもかなり時間がかかります。形は見た目用では爪の両端を削って真ん中を長くすると指がほっそり長く見えるので両端を落とします。ギター演奏用の爪は爪の両端がとても重要です。もしこの角を、ネイリストさんがいつもの癖で無意識に削り落としたらこの爪が伸びるまで超大変。^^;。見ていると心配でハラハラ。(笑)
粘りというのは柔らかさ、というところ。プロの作ったネイルは長持ちします。(約1ヶ月以上。)しかし、長持ちさせるには、さまざまなコーティング剤を、何層も塗り重ねて仕上げるのですが、これがどんどん重くて柔らかく粘るんです^^;。
やはり硬いと表面がパリっとすぐいったり、かけたりしやすいのかな。ギターの場合は爪先端が欠けると弦に引っ掛かかって演奏に支障がでますが、上部が傷ついても別にたいしてきになりません。
この余計なジェルを、全てお家に帰ってヤスリで磨き落とせばのがギタリスト用のジェルネイルの完成です♪^^;
というわけで、ネイルサロンに行くと、それもやらなくて良い、これも塗らなくて良いとやる前に言わなければいけないハメに。しかも形の整え方もお願いばかりして。まあプラスお店だと費用や時間の予約なども有りますし。(そもそも片手料金とかあったかなぁ?🤣)
という訳で、最後に言い忘れてました。
ギタリストにとってのジェルネイルの、
利点は。
・お手軽。簡単。音質もなかなか良い。補修もしやすい。
欠点は。
・比較的持ち運びが手頃な小さめ、値段もリーズナブルな硬化ライト(Amazon中華製)は出力弱いのでどうも時間がかかる。(ライト照射が指一本ずつとかになったり、どうも固まり不十分で2回連続照射したり。本来ならベースコート照射1分、トップ照射1分が普通くらいのはず。)
・ライブ出演の時や、自宅以外での演奏時、硬化ライトを楽屋まで持って行って、コンセント100vに繋いでやるのはちょっと恥ずかしい。かと言って本番前の爪のトラブルや、再加工はつきもの。
・次回紹介するアロンアルファに比べたら少し、音が繊細。優しい(自爪に近い)
では、またしても文章だらけになってしまいました。^^;基本的なジェルネイルの作法はYouTubeで検索してください♪