踊ることはよろこび

text yuka

2022.02.08

先日、ダンスシアターオキナワの第1回公演”Departures-出発-”を観劇しました。
当スタジオ、フラメンコアーツの前回の発表会に特別出演して頂いた、平良彦太先生率いるダンスカンパニー公演です。

先生らしいとても洗練された舞台で、特に演出と照明がかっこよかったです。
素晴らしい作品にみられるように、さまざまなことを感じ、自分自身に問いかけ、そしていろいろ考えることができた、そんな貴重な空間と時間でした。

本公演は2回の延期のち、開催されました。
当初公演予定から長い月日が流れ、そこには計り知れないご苦労があったことと思われます。本意ではないにせよ、どうしてもダンサー達の逆境の苦しみを感じざるを得ませんでした。それと同時に、ダンサーたちから溢れているのは、踊るよろこびに満ちたエネルギー。

大病を患った人たちは言います。
健康こそがしあわせ、生きていることが喜び。
もしかしたら、これまでの苦境によって、よろこびのエネルギーがさらに強くなったのかもしれません。

踊ることはよろこび。
それを忘れてはいけないと思えた公演でした。
次なる公演もたのしみです。

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